前回はトレンデレンブルグ徴候についてお伝えしました。
ご覧になってない方は前回のブログをチェックしてみてください。
今回は股関節に負荷のかかりやすい姿勢についてです。
姿勢によっては股関節に負荷がかかりやすくなります。
重要になってくるのが骨盤の位置です。
股関節というのは骨盤と大腿骨という太ももの骨がくっついている所を指します。
なので骨盤の位置が変わることによって股関節への影響も出てきます。
骨盤の位置がズレると起こるかもしれない症状
・変形性股関節症
・変形性膝関節症
・腰痛
・ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・首の痛み
などなど、股関節以外にも影響が出てくる可能性があります。
骨盤というのはそれくらい身体の中でも重要な部分なんです。
骨盤の正常な位置は軽度前傾位になっています。
下のイラストのように2か所の赤い点が垂直に一直線になっている状態が正常です。
ところが何らかの要因で骨盤が後ろに傾いてしまうことがあります。
骨盤が後ろに傾く要因
・多裂筋の弱化
・殿筋の弱化
・腸腰筋の弱化
・ハムストリングスの短縮
他にも要因はありますが、代表的なものはこのくらいでしょう。
骨盤が後ろに傾いているかのチェック方法
壁にかかと・おしり・背中・後頭部をつけて立った時に腰と壁の間に掌が入らなければ骨盤が後ろに傾いている可能性が高いです。
骨盤が後ろに傾くことで腰の骨は後湾と言って腰が丸くなる、もしくは平らになってきます。
そうすると壁と腰の隙間が少なくなります。
腰の骨は本来軽度前弯位。お腹側に軽くカーブしています。
なぜ、骨盤が後ろに傾くと股関節に良くないのか?
それは股関節の接触面積が少なくなるからです。
骨盤が正常な位置であれば股関節に覆いかぶさるように骨盤がありますが、骨盤が後ろに傾くと覆いかぶさる面積が少なくなり関節面への負荷が増えることになります。
関節面だけでなく股関節の前側にある筋肉や靭帯も引っ張られるようになり負荷が増えてしまいます。
股関節の痛みを改善していくには、股関節自体に対する施術も大切ですが、骨盤の位置も正しい状態に戻し、その位置を習慣化させていく必要があります。
骨盤を正しい位置に保つのに重要な筋肉は多裂筋と腸腰筋です。
その多裂筋と腸腰筋のトレーニング方法は動画でお伝えしていきます。
多裂筋のトレーニングはこちら
腸腰筋のトレーニングはこちら
※今のお身体の状態に合わない場合もありますので、痛みが出たりする場合は専門の先生にご相談ください。
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