川越市いしかわ鍼灸治療院のブログをご覧になって頂き誠にありがとうございます。
今回お伝えする体操は、
・首こりや肩こり、患部だけの施術で良くなっていない
・家族や友人に猫背と言われたことがる
・腰のマッサージだけではその場は良いけどもどってしまう
・歩いていると腰が痛くなってくる
・歩いていると脚に痛みやしびれが出てくる
こういったことがみられる方にオススメのエクササイズとなっております!
今回のエクササイズは背中の動きを改善させるエクササイズです。
なぜ、腰の痛みに背中の動きが大切なのか?
背骨というのは積み木のように24個の骨が1つ1つ積み重なって1本の背骨になっています。
上から頸椎、胸椎、腰椎というように分かれていて、椎間関節と呼ばれる関節が1つ1つの骨にあります。この椎間関節がバランスよく動くことで背骨が曲がったり、反ったり、横に倒れたり、捻ったりすることができます。
そして、下のイラストを見てください。
人の身体は柔らかい方がいい可動性関節と安定していた方がいい安定性関節が交互に存在します。特に隣り合う関節ではお互いに影響をしあいます。
これを背骨で見てみると、上部頸椎が可動性関節、下部頸椎が安定性関節、胸椎が可動性関節、腰椎は安定性関節となっています。
背骨を曲げたり、反ったり、捻ったりする時に背中の胸椎が硬かったら、代わりに腰がたくさん動かないといけなくなります。それを繰り返していくうちに安定性関節の腰が動き過ぎてしまい負担が集中してしまい結果として腰に痛みが出てしまいます。
針金をクネクネ何回も曲げていると1か所だけがまがってポキッと折れてしまいますよね。あんな感じになってしまいます。
なので、腰の痛みに背中の動きが大切なのです。
背中の硬さチェック方法
背中の硬さをチェックする簡単な方法は、まずうつ伏せになり、肘をつきます。
この時に上のイラストの人のように背骨がきれいにカーブを描いていればOKです。
逆に下の人のように背中がうまく反れてなく腰が過剰に反ってしまっている場合は背中が硬い可能性が高いです。
できたら家族や友人に写真を撮ってもらえると自分でも確認できるのでいいですね。
難しい場合はセルフタイマーなどの機能を使うといいかもしれません。
背中の動きが改善するとどうなるのか?
背中の動きが良くなることで、お伝えしてきたように腰への負担が減り腰痛はもちろん、脊柱管狭窄症の改善にもつながることもあります。
他にも猫背が改善して首こりや肩こり、五十肩の予防・改善にもつながります。
年齢を重ねると背中というのは硬くなりやすい部位なので、将来的に背中が丸くなってしまうのを予防することもできます。
背中の動きを改善させるエクササイズの動画はこちらをクリック
※今のお身体の状態に合わない場合もあります。体操中や体操後に症状が強くなる場合は、中止して専門の先生にご相談ください。
今回の体操だけで症状が改善する場合もあるかもしれませんが、あくまでも症状を改善させるための体操の中の1つです。姿勢や普段の身体の使い方、筋力低下、筋肉の硬さ、関節の硬さなど他の要因も改善させることが必要な場合があります。
当院では、丁寧なカウンセリング、検査、説明を行い、痛めた局所に対する施術だけでなく、痛めた局所に負担をかけている原因(姿勢、身体の使い方、他関節の硬さ、筋力低下など)も改善していくことで、再発しにくい身体を作り、健康寿命を延ばすお手伝いをしています。
ご興味のある方はこちらをクリックしてお問い合わせ下さい。