股関節に痛みを引き起こす筋肉がいくつかあります。
その中の1つが腸腰筋です。
腸腰筋とは、
腰椎から股関節に付く大腰筋
骨盤から股関節に付く腸骨筋
この2つの筋肉を合わせて腸腰筋と言います。
腸腰筋の主な機能は、股関節の屈曲です。
走る時にももを上げる動きです。
他にも重要な機能があります。
腸腰筋は、筋肉の中で唯一上半身と下半身をつないでいる筋肉なので、
骨盤や上半身を支える役目があります。
腸腰筋が無ければ上半身が支えられず倒れてしまいます。
下の写真の方は股関節の前側に痛みがあった方です。
左側が初回の時に撮影させて頂いた写真で、右側の写真が施術を初めて3~4か月後くらいの写真です。
左側の写真の様に上半身の重心が後ろに傾いていると腸腰筋に負担がかかりやすくなります。
腸腰筋を緩めていきながら、姿勢を改善させていく体操も段階的に行い、半年位で日常生活に支障がない程度に改善していきました。
写真の方は、ご自身のお身体としっかり向き合って頂き、セルフケアも取り組んで頂いていたので順調に改善していきました。
取り組んで頂いていたセルフケアの1つが腸腰筋のストレッチです。
腸腰筋の硬さをチェックする方法とストレッチのやり方は動画で👇
腸腰筋をストレッチするだけでは改善しない場合もあります。
大事なのは、腸腰筋に負担がかかりやすくなっている姿勢や歩き方などの原因を見つけることです。
自分で見つけるのは難しいので、専門の先生にご相談しましょう。
また、ストレッチ中やストレッチ後に痛みが強くなるなどの場合は、今のお身体の状態に合っていない可能性があるので中止して専門の先生にご相談ください。