長時間のデスクワークで首や肩がこる…
そんな方は多くいらっしゃいます。
ましてやコロナ過で「おうち時間増」「リモートワーク拡大」「活動量低下・運動不足」などによって長時間同じ姿勢で座り、PC、スマホ、テレビを見続けている人が増えています。
ただでさえ少なくなかった首や肩のこりが、
今、さらに増えてしまう背景があります。
・マッサージで押してもらってもあまり変わらない…
・テニスボールや器具でマッサージしてその時は良いけど…
・お風呂でよく温まって、その時は少しいい気がするけど…
そんな方のために今回は自分でできる首・肩こりを起こす原因のチェック方法と改善方法の1つをお伝えしていきます。
なぜ、マッサージで押してもらっても良くならないのか?
それは、押すようなマッサージではこりの原因にアプローチできていないことがあるからです。
もちろんこりの原因によっては、押すようなマッサージで改善する事もあります。
押すようなマッサージが決して悪いわけではありません。
当院でも症状によっては押すマッサージを行うこともあります。
では、押すのではなくどうするのか?
その答えは、「さする」もしくは「つまむ」ことです。
えっ?どういうこと?と思ったかもしれませんが、人の身体の筋膜や筋肉の構造を見て頂ければご理解頂けると思います。
しっかりと身体の構造含め、ご自身の症状がどうなっているのかを理解することで改善するためのスタート地点に立てます。
では、下のイラストをご覧ください。
人の身体は1番表層が皮膚で、その下に浅筋膜、深筋膜、その奥に赤い筋肉があり、ミルフィーユのような構造になっています。
筋肉よりも上にある浅筋膜や深筋膜が硬くなることがあります。
浅筋膜や深筋膜は皮膚の下にある脂肪や筋肉、関節など全身をつないでいるもので、ある程度動いて身体の動きの柔軟性を維持しています。
筋膜は全身タイツのようなものです。
その全身タイツが柔らかい素材なら動きやすいですが、新品のジーンズのような素材だったらかなり動きにくそうですよね。
また、筋膜には痛みを感じる神経が存在していて、硬くなることで痛みやこり感、ツッパリ感が出てくるのです。
浅筋膜と深筋膜の硬さチェックとセルフケアの方法は動画でご覧ください。
動画はこちらをクリック
動画のケアだけでは改善しない場合もあります。ケア中やケア後に症状が強くなるなどの場合は専門の先生にご相談ください。
あくまでもケアなので、筋膜が硬くなる原因である、普段の姿勢や身体の使い方、筋力低下なども改善させる必要があります。
当院では、痛めた患部だけでなく、痛めた患部に負担をかけている普段の姿勢や身体の使い方、筋力低下なども改善させていき、再発しにくい身体を作り、健康寿命を延ばすお手伝いをしています。