腰椎椎間板ヘルニアでやってはいけないことは大きく2つあります。
①長期間の安静
②放っておくこと
それぞれ解説していきます。
①長期間の安静
長期間安静にすることで血流や新陳代謝の低下、筋力低下が起きてしまい、予後が悪くなったり、改善しにくくなる可能性があるからです。
腰痛のガイドラインでは3日以上の安静はあまり勧めていません。
寝ていても座っていても痛みがある炎症期の場合は安静にする必要がありますが、炎症が落ち着いてきて少しづつ痛みが引いてきたら、できる範囲で徐々に日常生活動作を行うことをオススメします。
できる範囲で身体を徐々に動かすことで血流や新陳代謝が良くなり、筋力低下も予防し、改善しやすくなります。
②放っておくこと
ヘルニアを放っておくことで症状の悪化や症状が慢性化してしまう可能性があります。
ヘルニアになると、骨と骨を支えている役目とクッション材の役目がある椎間板が変形してしまい腰の筋肉や関節、神経に負担が増えてしまいます。
また、へルニアになった椎間板は元通りの状態には戻りません。
そのため、椎間板の代わりに骨を支える筋肉を強化することで、腰の筋肉や関節、神経への負担を減らし、症状を改善していくことができます。
症状が出始めてから期間が経てば経つほど改善しにくくなります。
できるだけ早く適切な対応を受けることをオススメします。