この記事では首に痛みが出やすい方の特徴をお伝えしていきます。
特徴をおさえることで日常生活の中で気を付けて頂き首の痛みの予防・改善につなげて頂ければ幸いです。
首に痛みが出やすい方の特徴は主に以下の3つです。
1.長時間デスクワークをしている
2.頭の位置が前に出ている姿勢になっている
3.背中が硬い
それぞれ解説していきます。
1.長時間デスクワークをしている頭の重さってどのくらいあるかご存じですか?
体重の10%くらいと言われています。
体重50kgの方は5kgくらい、60kgの方は6kgくらいとなります。
2リットルのペットボトル2~3本分くらいです。
そう考えると結構重たいですよね^_^;
下を向くだけで、頭の重さの数倍の負荷が首にかかります。
首が前に傾くほど首にかかる負荷は増え、 もっとも姿勢が悪いと 27kg になります(゚д゚)!
デスクワークをしているとどうしても首が前に傾いてしまいますよね。
毎日のように繰り返していれば首に負荷が積み重なり、何かしらの症状が出てしまうのも当然と言えば当然ですね。
2.頭の位置が前に出ている姿勢になっている
以下のイラストが理想的な姿勢(左)と頭の位置が前に出た姿勢(右)です。
理想的な姿勢は、肩の真ん中と耳の穴がほぼ一直線になっていますが、
頭が前に出た姿勢は耳の穴が肩の真ん中よりも前に出ています。
デスクワークなどで頭を前にした姿勢を普段から繰り返しているとこの姿勢が身体に染みついてしまいます。
前述したように頭の重さは4~6kgあり、首が前に傾けば傾くほど首への負荷は増えます。
つまり普段から頭の位置が前に出た姿勢でいるとどうなるのか……ちょっと恐ろしいですね😱
一度家族や友人に写メを撮ってもらい姿勢をチェックすると良いでしょう。
自分の今の姿勢を理解することも症状を改善するうえではとても大切です。
3.背中が硬い
首の関節と背中の関節は協力し合って動いています。
背中が硬いとその分首の関節がたくさん動かないといけなくなります。
二人で一つの仕事をしていて、相棒の一人が全然仕事をしなければ当然一人に仕事の負担が増えますよね。
首と背中もそんな関係になっています。
つまり背中の動きが硬いと首への負担が増えてしまいます。
人の身体は柔らかい方が良い可動性関節と安定していた方が良い安定性関節が交互に連結してお互いに影響しあっています。
以下のイラストを参考程度にご覧ください。
まとめ
首の痛みの原因は様々ですが、共通して見られる特徴は前述した3つになります。
一時的に首の痛みを改善させるのであれば首だけに施術を行えば良いかもしれませんが、長期的に見て再発を予防するためには、姿勢や背中の硬さなども改善することが大切になります。
今後、他のコラムで首の痛みに対するセルフケアの記事も追加していきますので参考にして頂ければ幸いです。