すべり症でやってはいけないことは
①腰を反る
②放っておく
この2つです。
それぞれ解説していきます。
①腰を反る
腰を反るような動作はすべり症を悪化させる可能性があります。
背骨は、上のイラストのように小さな骨が積み重なって出来ています。
小さな骨1個1個をつないで支えているのが椎間板や靭帯、筋肉です。
この椎間板や靭帯、筋肉が不良姿勢や身体の使い方、過度な運動、運動不足、加齢などによって弱くなると骨が支えられなくなり、お腹側にズレてしまう状態をすべり症と言います。
この状態から腰を反らせるとお腹側にズレてしまう力がさらに加わります。
なので、重い物を持って腰を反る様な動作は控えるようにしましょう。
②放っておく
すべり症を放っておくと腰痛の慢性化や下肢の痛み、しびれ、筋力低下、感覚障害が出てきてしまう可能性があります。
なぜなら、すべり症が起こることによって
・腰の関節や筋肉に負担が増える
・神経の通り道が狭くなる
こういったことが起きます。
じゃあどうしたらいいのか?
それは、適切な処置を受けることと筋力トレーニングをすることです。
すべり症は、骨を支えている椎間板や靭帯、筋肉が弱くなることで起きます。
残念ながら椎間板や靭帯は元通りの強さに戻すことはできません。
しかし、筋肉は強くすることができます!
じゃあ単純に腹筋や背筋をすればいいのかと言ったらそういう訳でもありません。
間違ってはいなのですが、鍛えるべき腹筋と背筋があります。
しかも、状態に合わせて段階を踏んでトレーニングを行う必要があります。
これには専門的な知識が必要です。
放っておけばそのうち良くなるだろうとは思わずに
できるだけ早く適切な処置を受けることをオススメします。