この記事では、坐骨神経痛でやってはいけないことをお伝えしていきます。
やってはいけないことを繰り返していては改善するはずの坐骨神経痛もなかなか改善しません。
やってはいけないことを理解することで坐骨神経痛の悪化を防ぎ、早期改善につながります。
ぜひ最後まで読んで頂き、あなたの坐骨神経痛の改善にお役に立てれば幸いです。
坐骨神経痛でやってはいけないこと ①放っておく
人間には自分で治そうとする力、自然治癒力というものがあり、自然と良くなることもあるかもしれませんが、放っておくことはおすすめできません。
坐骨神経痛を放っておくと以下のような症状が出る可能性があります。
・痛みやしびれの範囲が広がる
・足の筋力が弱くなる
・足の感覚が鈍くなる
坐骨神経痛は、
筋肉の過緊張や骨の変形などで坐骨神経の通り道が狭くなる
↓
坐骨神経が圧迫される
↓
坐骨神経自体の血流が悪くなる
↓
坐骨神経に老廃物の蓄積、酸素や栄養不足が起きる
↓
坐骨神経の変性が進行する
↓
痛みやしびれの症状が出る
こういった流れで坐骨神経痛が起きます。
長期間この状態でいると坐骨神経自体の変性がさらに進んでしまい、先ほどお伝えしたように痛みやしびれの範囲が広がる、足の筋力が弱くなる、足の感覚が鈍くなるなどの症状が出てくる可能性もあります。
症状が出はじめてから時間がたてばたつほど改善するのにも時間がかかります。
なるべく早めに適切な対応をおすすめします。
坐骨神経痛でやってはいけないこと ②長期間の安静
症状が出始めてまだ痛みが強い炎症期には、もちろん安静も必要です。
しかし、痛いからと言って長期間安静にしているのも良くありません。
長期間の安静で以下のようなことが起きます。
・筋力低下
・血行不良
・代謝不良
・筋肉が硬くなる
このようなことが起きることで改善しにくいお身体になってしまいます。
それぞれ解説していきます。
・筋力低下
坐骨神経痛は、腰の骨を支えている筋肉が弱くなることで起きることもあります。
長期間の安静によってさらに弱くなってしまうと改善しにくくなってしまいます。
できる範囲で動くことによって筋力低下の進行を防ぐ事ができます。
・血行不良
神経自体の血流不足によって坐骨神経痛は起きます。
長期間の安静によって身体をあまり動かさないでいると血液の循環が低下して、坐骨神経痛が慢性化してしまう可能性もあります。
・代謝不良
身体の中で代謝が起こることで、溜まった老廃物の処理を行い、新しく栄養を届けて組織を新しくしたり、良い状態に保っています。
この代謝が悪くなると変性してしまった坐骨神経が修復しにくくなってしまいます。
こういったことを防ぐために強い痛みが落ち着いてきたらできる範囲で少しずつ動くようにしていきましょう。
動くことによって筋力低下予防、血流促進、代謝改善、筋肉の柔軟性を維持をすることができます。